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奈良教職員組合 岡田有理

組合員のみなさん、新年明けましておめでとうございます。

気持ちも新たに希望や抱負をもって新年をお迎えのことと存じます。奈良教組は日教組の旗の下、一人ひとりの子どもの「尊厳」「いのち」が真に守られた未来を創ること、そういう未来がやってくることを常に願っています。そして、子どもを愛し子どもとともに歩み、子どもの幸福を追求する教育活動を展開する組合員のみなさんの熱い思いに固く連帯することを今年もお約束いたします。

昨年は、大阪北部地震、西日本豪雨、台風21・24号などの自然災害による大規模な被害が続きました。改めまして被害をうけられた方々にお見舞い申し上げます。

さて、安倍総理は今臨時国会閉会時の記者会見で「2020年に新しい憲法を施行させたい」と明言しており、平和憲法は戦後最大の危機を迎えています。採択から70年を迎えた世界人権宣言の精神に立ち返り、未来に向け希望と期待を見出していくためにも改憲阻止に向けて運動をより強化していかなければなりません。

また、柴山文科大臣は就任記者会見で「現代風にアレンジした教育勅語には普遍性を持っている部分があり、道徳教育に使える」と発言をしました。教育勅語を復活させ、公教育の場で使わせたいという勢力があるのが現状です。国会議員による「LGBTは生産性がない」という発言など、社会の中に人権課題は山積しています。そんな中での「特別の教科 道徳」の実施については、私たち教員の深い学びと、『おかしい』と感じる感覚が大変重要になってきます。「教科書にあることをただ教える」のではなく、子どもたちの現実からスタートし、目の前の子どもたち一人ひとりを大切にする、という私たちが大切にしてきた同和教育・人権教育の「思い」と「手法」をもってこれまで通りしっかり子どもたちと向き合っていく必要があります。

私たち奈良教組は、日教組とともに子どもたちにゆたかな学びが保障され、働くことを通じてゆたかな生活が実現できることを求めています。そして憲法の根幹である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義が時の政権により改悪させられないようになかまとの連帯の輪を拡大し、平和・人権・環境・共生を尊重する運動を展開していきたいと考えています。

今春、奈良県でも統一地方選が行われます。私たちの生活や私たちが願う教育を守り進めるためにも、私たちの代表として奈良教組組織内候補の高柳忠夫さんを県議会に送りだすことが大変重要です。高柳忠夫さんの必勝に向け、全力で取り組みましょう。また、今夏の第25回参議院議員選挙において、比例代表では日教組組織内候補者の水岡俊一さんの勝利に向け全力で取り組みたいと思います。

子どもたちや私たち教職員にとって大変厳しい時代ではありますが、ともに力を合わせて、子どもとともに夢が語り合えるような運動を推し進めましょう。2019年もどうぞよろしくお願いいたします。