EIアジア太平洋地域会議に参加して 2013年09月27日
 地域会議本会議の前日に行われた女性コーカスでは、「教育における差別」の分科会に参加した。フィジーのメリー議長の進行のもとにぐいぐいと話し合いが進められた。

●ネパールの女性からは「若い頃に結婚を親によって決められることが多く、学校 に通わせても、どうせ結婚するのだから通わせる必要ない」と考える親が多く女子の教育が進んでいかないと訴えられた。
●パキスタンからは「テロリズムが女子教育を狙っていて、実際に殺害された教員や、重傷を負わされた女子学生がいる。教育を受けさせたくても、暴力が怖くて 受けさせることができない」という深刻な状況が報告された。
●カンボジアからの参加もあった。「ポル・ポト政権の時に知識人は皆殺しにあっていて、その時に学校の教員も殺されている。子どもたちを教える教員の数が不足しているし、教員の給料も安いこともあり、教員のなり手がない。また、子どもたちは学校で学んだとしても仕事がない。また、児童労働も多い。女子教育以前の問題がある」と訴えられた。
●日本からは「男子が先の性別名簿から男女に関係なく性別で分けない名簿に組合で変えていくよう取り組んできたが、まだ、性別名簿を使っている学校もある」「人権や差別の問題は、学校で取り組むものであって家庭の問題ではない、と考える保護者も多くなっている」と話した。
●トンガやフィジーでは「女子教育が必要 ないという考え方自身が社会の中にない」と話され、女性がいろいろな重要な地位 についている状況も聞かせてもらった。

 
 本会議の中でも、様々な国の状況が話され、日本との違いや共通性を知ることができた。違いがあっても、教育の民営化や教育格差・教職員の賃金や福利などの労働条件の悪化は、どの国にも共通していえるところである。こうした現状を変えるために、真摯に活動しているのが、EIに集う私たちであるということを実感した。
 それぞれの文化や国の違いを超えて、すべての子どもたちのために、いかに質の高い公教育を作っていくのか、そして、そのために、今、私たちに何ができるのか、何をしていかなければならないのかを一緒に考えていくとても良い会議であったと思う。
 温かいAP地域の方々・中村議長(前日教組委員長)・一緒に参加された仲間たち・通訳の方々・私を地域会議に参加させていただいたJTUや職場のみなさんに感謝を申し上げたい。ありがとうございました。

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教育インターナショナル(EI)は、教職員組合の国際的な連合体であり、170の国・地域にある約400の教職員組合が加盟し、組合員数は約3000万人に達します。日教組は、日本で唯一の加盟組織として、世界規模で教育に関わる諸問題に取り組み、国際的にも社会的対話を促進しています。
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