第48回全国護憲大会 in山形 2011年11月13日
 11月4日〜6日、山形県において第48回全国護憲大会が開催され、全国から労働団体や平和団体など約3000人が参加し奈良教組からも参加しました。
 3月11日に発生した東日本大震災は東北地方を中心に甚大な被害をもたらし、約15000人もの尊い命を奪い、未だ5000人近い人々が行方不明となっています。さらに福島第一原発事故は放射性物質を広範囲に撒き散らし、住民は不安と恐怖にさらされながら見通しの立たない避難生活を強いられています。このような状況の中、今年は「震災から考える『人間の安全保障』で『生命の尊厳』を」をテーマとし開催されました。
 総会では、県実行委員会の立松潔委員長が「原発事故で多くの人々が生活基盤を失い、核廃絶という平和憲法の理念を実現する取り組みが一層重要となっている」と挨拶されました。二日目は6つの分科会での討論やシンポジウム、ドキュメンタリー映画の上映などが行われました。
 フィールドワークでは計画的避難地域である福島県飯舘村を訪れました。紅葉が美しくゆたかな田園風景が広がっていました。しかし放射能の測定器は飯舘村へ入ると急に高い数値を示し始めました。バスを止め10分ほど村内の飯樋小学校の敷地で放射線の測定をしました。放射性物質が集まる雨樋では一瞬にimg0738.jpgして測定器の測定限度の10マイクロシーベルトの値を振りきりました。子どもがいないだけでどこの学校とも変わらないこの場所がこれほどまでに汚染されているとは、えも言われぬ恐怖を感じました。その後、現地交流では5人の方々からそれぞれの立場で現状と課題についての報告がありました。苦しくつらい中でもさまざまな課題に前向きに取り組んでいることに、逆に勇気づけられました。
 区長さんが「当初、危険はないと言われ、計画的避難地域に指定されるまでの1ヶ月余り、実際は高い放射線量であったこの村に留まっていました。多くの避難されてきた方を受け入れていました。私たちは良かれとおもい、炊き出しをし、毎日温かいおにぎりを握って避難者に届けました。しかし、そのおにぎりは放射能に汚染されていたことが後からわかり、言いようのない後悔をすることになりました」「孫から、おじいちゃん私は将来赤ちゃん産めるの?と聞かれました」と声を詰まらせ話されたことが心に残っています。
 子どもたちの未来を守るため、現地で頑張っている人たちと少しでも思いを共有し、職場や地域で運動を一層進めることを全体で確認し合い帰路につきました。
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