近畿ブロック養護教員部交流学習会 IN 奈良 |
2011年03月31日 |
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2月19日、「第45回日教組近畿ブロック養護教員部交流学習会」を奈良100年会館で開催しました。午前中には、日教組・山本春枝養護教員部部長からの中央情勢報告があり、日本弁護士連合会が、学校等で実施している「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」を厚生労働大臣、文部科学省大臣、環境大臣に提出したと話されました。
午後からは「セクシュアリティを考える」と題し、大分県在住の大住珊士さんに講演いただきました。奈良教組と性と生を考える会が作成した「教職員のためのセクシュアルマイノリティサポートブック」を資料として、「性の多様性をどう考えるか」「学校生活の中での支援」などについて、ご自身の体験を交えながらお話された。その後のパネルディスカッションでは、「生きにくさをかかえる子どもたちとどう向き合うのか」というテーマで、滋賀、兵庫、大阪、奈良からの報告と、フロアーとの意見交流を行いました。奈良からは、大正中分会の坂田眞知子さんが、厳しい背景を抱える子どもと向き合うために、学校全体で地域、行政、医療機関等の力を借りながら、子どもや保護者とかかわってきた様子を話されました。討論後、「子どもにとって学校は安心できる場所であるべきだが、居心地がよすぎて卒業後に厳しい社会の現実と直面し、子どもが挫折してしまわないように、社会生活をも見通した向き合い方をしていくことが大切である。」「多様な生きにくさを抱える子どもたちと向き合うために、私たちもつながりを大事にしながら頑張ろう」と締めくくりました。近ブロ奈良大会に向けて多くの方々にご協力をいただき、盛会のうちに終えることができました。皆様のお力添えに感謝いたします。
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