第20回日教組人権教育実践交流集会 IN 宮崎 2011年03月04日
 第20回日教組人権教育実践交流集会が2月26日〜27日、宮崎市で開催され、奈良教組からも参加しました。第一日目は全体集会が行われ、二つの記念講演が行われました。
 まず、地元部落解放同盟宮崎県連合会の請関千穂さんが「わたし」と題して講演されました。
 請関さんは、「私は差別をなくす仲間をつくるために話したい」と前置きされ、屠場、火葬場、野犬処理場が置かれていた被差別部落で生まれ育った生い立ちを語られました。鶏をさばく父親の技を誇りにしていた子どもの頃、家庭訪問にきた担任に胸をはって仕事場の父のところに連れて行ったが、彼女にかえってきたのは「トリを殺しよるとね」と言って顔を背ける先生の姿でした。その時から父の仕事を隠し恥ずかしいと思うようになります。おそらく「お父さんはすごい技をもってるのね」と一言あれば、父を否定し、自分のムラを否定することはなかっただろうと・・・また、「『殺す』は憎しみの込められた怖い言葉だから、トリを『おとす』というが『殺す』とは言わない。子どもたちには『いのちをいただく』という意味を教えて欲しい」と語られました。「○○の子やから遊びにこんといて」と言われた被差別体験、「何でそんなこと言わんといかんのか」と反発した友人。「間違いは間違いと言える人間をつくって欲しい」、そして「人として教師として自分はどうあるべきか」を問い続けて欲しいと切々と語られました。
 次に、内閣障がい者制度改革推会議担当室の、南舘こずえさんが、「障がい者制度推進会議がめざしたもの」と題して講演されました。
 「できるできないをはっきりさせる学校教育になっている。差別とは何か、平等とは何か。」と問題提起され、共に学び共に生活するインクルーシブ教育をめざす必要性を話されました。現在の日本は、障害児は法上、特別支援学校に行くことになっている。国連障害者権利条約の教育条項は、「すべての障害をもつ人々は、自身のコミュニティーにおいて、インクルーシブで、利用可の可能な教育を選択できる」としており、教育の選択権が障害者自身に保障されねばならないとされました。各省の抵抗に遭いながらインクルーシブ教育の構築に向け議論を重ねている状況について話されました。
 二日目は、「憲法・子どもの権利条約と人権教育」「部落問題学習のとりくみ」「両性の自立と平等をめざす教育」「障害児の進路を保障する教育」の4分科会に分かれ、実践レポートをもとに報告・討議・実践交流を行いました。

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