1/29 第8回「奈良の教育」連続講座 IN 光徳寺 2011年02月16日
 第8回「奈良の教育連続講座」は、1月29日、北葛城郡河合町・光徳寺で開催され約60名が参加をしました。
第1講は、「北葛教組が大事にしてきたこと・北葛郡同教が大切にしてきたもの」と題して、上牧中分会の植田清作さん、北葛教組執行委員長の佐野彰さんが話されました。植田さんは、上牧中の子どもや親との出会い、その生活や思いを見つめる中で自らを変えてきたこと、かつて上牧中で「狭山集団登校」を子どもと共に行ったときに自らがつくったゼッケンをみせ、部落差別との闘いは「お前らのためにやったってる」ではなく、我々自身がどこで連帯するのか問われると、同和教育・解放教育の営みの原点を語られました。
植田先生の教え子でもある佐野さんは、同じく上牧中に赴任し、藤満-植田と受け継がれてきたテストやノートにコメントを書き添える営みを継承している。教師といい出会いができた親は学校を信頼し、協力的になると熱く話されました。
 第2講は、会場である光徳寺の住職でもある藤満智乗さんから、「むなつき坂を越えて」と題してお話いただいた。光徳寺とそのムラにかかわる歴史、火事にはムラ中の人々がかけつけて消火し類焼を出したことがないことや葬儀の際には無料講という助け合いがあることなど、支え合って生きてきたムラの歴史が紹介されました。1954年、被差別部落出身の教師を放り出せという村長に対して差別糾弾闘争がとりくまれた河合村差別事件。そうした中からゞ軌薀札鵐拭(公民館)の設置∋劼匹發琉蘋6軌乕渊、新制中学生に仕事を保障することや夜間中学を積極的にすすめる方策などの教育対策が打ち出されました。ある女性教師は、ムラの公衆浴場の2階に学校に長欠・不就学の子どもたちを集めて勉強を教えたりしました。いわゆる「補充学級」の始まりです。「むなつき坂を越えて」とは、そのムラ続く坂を歩くとき、子どもがおかれた差別の現実に胸がつく思いがすることからいわれた言葉です。奈良県の同和教育は、子どもの現実と向き合うこと、すなわち「むなつき坂を越える」と表現してきました。現状は大きく変化し、時代は変わっても受け継がれるべき精神として、改めて参加者で言葉をかみしめました。

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