12/18  第7回「奈良の教育」連続講座 IN 西光寺 2011年01月14日
奈良の教育連続講座7th

 12月18日奈良教組人権教育推進委員会主催の「奈良の教育」連続講座の7回目が御所市の西光寺で開催されました。
 第1講は地元の掖上小学校の中尾民江さんから「人間を尊厳することとは〜水平社発祥の地で学んだこと〜」と題して実践報告いただきました。前任校で「竹田の子守唄」を音楽の授業で教えていたとき、歌詞やこの唄の背景などしっかりと教材研究をして取り組んだが、自分は自分、この唄はこの唄と割り切っていて、授業が進んでいくのだけれども子どもには全然届いていないと実感していました。周りの先生からは、「この教材であなたは何を伝えたいの?」と問われましたが、その答えは自分の中にありませんでした。その答えには、目の前の子どもと向き合って同和教育を進める中で少しずつ近づくことができました。あらゆる差別の問題と向き合うとき、自分がどんな立場に立ってその問題に向き合うのか?そのことを今も確かめながら、取り組みを進めています。「モンスターペアレント」という言葉を、最近いろいろな場で頻繁に聞くことがあります。掖上小で人権教育推進教員をしてきて、100%無理難題を訴える親などいないということがわかりました。最初の訴えがたとえ理不尽なことであっても二回、三回…と根気よく保護者の話に耳を傾けていると、「本当はこういうことをわかってほしかったんだ」と気づかせてもらう時があります。そんな保護者ほど私たち教員が一人の人としてきちんと向き合ってくれる先生かどうかを見抜いているように思います。これからも子どもを大切にし、保護者の思いもしっかり受け、自分自身もしっかり大事にしてこれからもやっていきたいと思うと語られました。
 第2講では、昨年に引き続き、清原論襪気鵑ら「人の世に熱と光を〜水平社宣言の思想から誇りうる生き方を問う〜」と題してご講演いただきました。冒頭「教育とは何ですか?」と参加者に問われ、「私はいつもこういいます。教育とは人を人間たらしめん営みです。」とお話しされました。人間らしく生きるということを学ぶ、それが学校である。しかし、昨今その教育がゆがめられ、何かテストでよい点を取って、いわゆる学力の高い学校へ行くことだけが、教育が行き届いているかのような錯覚に陥っています。そんなことだけが競われるような教育のあり方に疑問を感じます。ペーパーテストだけでは、はかれない人の痛みをわかるというような人間として大事な力をどのように育てていくのかということが大切であると語られました。私たちの大切にしている教育の原点にたちかえるお話に参加者一同大いに元気をいただきました。

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