12.7 第2回インクルシブ学習会 2010年12月16日
 12月7日「インクルーシブ委員会実践交流学習会」を行いました。今回は奈良教組組合員で昨年度退職し、長年、障害を持つ子どもと関わってこられた東弘恵さん(現メイクるタウン大柳生作業所)から、これまで出会った子どもたちとのお話を話題提供していただきました。 
 4年間、「障害児学級」で過ごしてきたHさんを5・6年で担任し原学級で過ごしました。「4年間毎日ずっと障害児学級で練習してきたのになかなかできなかったことが、友だちがしているのを見ていっぺんにできるようになったり、友だちに自分から話しかけていったり、一緒に遊ぼうと誘ったり、人と関わっていくこと楽しさにHさんも気づいていったのです。周りの友だちもHさんとずっと一緒に生活することで変わっていきました。それまでは、Hさんをバカにしていた子が一番Hさんに関わっていくようになりました。6年生の後半になってHさんの体調がだんだん悪くなり、毎日何度となく吐き気をもよおしトイレに行くHさんに、必ず誰かが付き添ってくれました。『今度はオレがついていくわ』という子に『背中さすったれよ』と他の子が声をかけていました。中学生になったHさんでしたが、3年生の4月に帰らぬ人になってしまいました。ご両親と思い出を一緒に語るたびに『小学校でみんなと一緒に過ごした2年間が、あの子の一番輝いていたときでした。』とお母さんがいっておられました。成人式を迎えた同級生たちがHさんのお墓参りにきてくれたこともその年の命日に家を訪ねたときに聞きました。周りの友だちにとっても大切な日々であったのだと改めて思いました。自分が何かをしたというのではないけれど、子どもたちのつきあいや、その中で成長していく姿をいっぱい見てきて、ひとつ言えることは、一緒におらんかったら始まらへんということです。教員を辞めた今、作業所の職員として『障害者』とともに生きるということをこれからも普通につづけていきたいと思っています。」と語られた。東さんの肩の力の抜けた、障害のある子もない子も当たり前にいるインクルーシブな学級作り・なかま作りの実践に参加者はその確かさを実感しました。
 その後の交流会では、参加者のそれぞれの現場での子どもの様子や子どもや保護者の思いを受け止めることの大切さ・特別支援といいながら本当に一人ひとりを大切にした教育活動が行われているのかなど、それぞれの悩みも交流され明日への元気を分け合って学習会を終えました。
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