公務労協による「公共サービス基本条例を求める奈良県集会」が6月4日、橿原万葉ホールにて開催され、奈良教組からも多数参加しました。
連合公務労協では、昨年5月に制定された「公共サービス基本法」を受けた各自治体での条例制定に向けての運動を展開しています。今回の集会では、公共サービス基本条例とは何か、なぜ条例制定が必要なのかを共に考え、理解を深めることを目的に開催されました。講演では、公務労協の藤川副事務局長からお話をいただきました。「公共サービスは憲法上で国民に保障された社会的基本権を具体化したもので、公共サービスを供給する側はその責任を負うことを前提として、その享受は一人ひとりの市民の権利である」とし、公共サービスの基盤を整備し、公共サービス全体の質と量を確保するためにも、公共サービス基本条例の制定が重要であると訴えました。また、公共サービスに従事する人の労働環境の整備などを規定した公契約条例にもふれ、両者を車の両輪として同時に制定していくことが重要であるとまとめられました。
閉会の挨拶に竹平委員長が立ち、公共サービスに従事する労働組合としての社会的責任を果たすべく、基本条例の制定に向け、お互い共通認識を持ってさらなる取り組みを進めていこうと訴えました。
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