12/19 第2回 奈良の教育連続講座 2010年01月19日
奈良教組結成20周年記念行事「第2回奈良の教育連続講座」は、12月19日に奈良県社会福祉総合センターで約50名の参加で開催されました。
 第1講は、奈良県人権教育研究会事務局長の胎中廉啓さんから「共に生き、共に学ぶ教育実践を」〜梅谷尚司さんとの出会いから30年〜というタイトルでお話をいただきました。障害を持つ尚司君は、地域の小学校にも受け入れてもらえず、「障害児学級」、養護学校、障害者施設をまさにたらい回しといった状況でした。お母さんが「どんなに厳しくとも家族一緒に暮らしていこう」と決心したのは中学校1年生のときでした。地域の中学校へ就学させる闘い、在宅訪問教育を経て、3年生になってようやく実際に通学するための就学通知を手に入れることができました。胎中さんはその後担任として関わりを続けていくことになります。学級でのなかまとの関わりの中で育っていく姿、尚司さんとの出会いで胎中さん自身が変わっていく姿を話していただきました。「忘れられない日は1年間に何回かあった。そこには尚司の大切な「友だち」が必ずからんでいる。うれしい日である。」と締めくくられました。  

img0564.jpg
 第二講は大福小学校の佐藤千恵美さんから「Sちゃんのとなりの席はたいへんやで」〜共に生き共に学ぶからこそグチもでるというタイトルでお話しいただきました。「共に生き、共に育つ」ことを大切にしお互いを認めあえる子どもを育て、そのために子どもの「くらし」や実態をしっかりと知り、きめ細やかな指導を大福小学校の先生方がしっかりとスクラムを組みながら進めているということが大前提としてあると話されました。そして、佐藤さんの出会ってきた障害を持った子どもたち、そして今原学級にいる障害を持っているなかまと子ども達の関わりの中で共に育つ集団の姿をお話しいただきました。「よくぞ、この子がこのクラスにいてくれた」と思う瞬間。「共に生き、共に育つ」は決して子どもたちだけのものではない。原学級担任と複担(しょう推)の関係のなかで、教師も共に育っていく。「共に生き、共に学ぶ」ということを、私たちは日々、子ども達から教えられる」。子どもに「なかま作り大切やで」といっている私たちに「本当のなかま」がいるのかという問いかけにもなりました。img0565.jpg
 特別支援教育がさまざまなスタイルや考え方があり、混沌とした状況の中、時代がどのように変わろうとも変わらぬ奈良教組が大切にしてきたものは何だったのかを、もう一度確認することができる講座となりました。
前のページに戻る前のページに戻る

トップページ奈良教組イベントリンク個人情報保護方針

奈良教職員組合
〒630-8133 奈良市大安寺5-12-16 奈良地域労働文化センター3F
TEL.0742-64-1020 FAX.0742-64-1023
E-mail jtu-nara@deluxe.ocn.ne.jp