11/14 奈良の教育連続講座 第1回 が開催される 2009年11月25日
 奈良教組結成20周年事業・第1回「奈良の教育連続講座」が、かしはら万葉ホールで開催され約80名が参加しました。
 第1講は、奈良教組結成時の書記長で、前全同教委員長の高松秀憲さんから、「子ども・地域の現実から教育創造を-奈良教組結成の意義と教育の真実-」と題して講演を受けました。高松さんが退職の際にわざわざ訪ねてきてくれた教え子Nさんは、初めて受け持ったクラスでいじめにあっていました。その兄が高校で差別を受け、「何で言うてくれんかった」となじる息子にどう対応すべきか、母親から相談をうけてはじめて部落差別の現実に出会います。それが、自分の同和教育の出発点であり原点であると語られました。その後転任した学校で差別事象が起こり、ムラの人たちの悲しみ、怒り、教育への願いを受けとめ、「教師の権利・労働条件と同和教育の関わりをどう考えるか!」「差別の現実を生きる子どもの自己実現と教職員の立つべき位置とは?」と自問します。そうした中、解放運動と激しく対立して、同和教育にまじめに取り組もうとする教師を罵倒する当時の奈教組執行部の運動のあり方に疑問と怒りを感じ、組合をやめようとすら思います。しかし、職場の仲間の思いに支えられ、子どもを核に教育・学校をつくるための教組運動をめざし、高田で仲間たちが集まり、単組を執りかえしていくという奈良教組結成の前史と原点をたっぷりと語られました。結成(再建)してからの苦労話ににじむ教組運動と人権・同和教育運動の結合こそが真実(まこと)の教育という思いが伝わるお話でした。
 第2講は、「豊かな人間関係づくりを目指して-継承も創造も大切に-」と題して、橿原市教組新沢小分会の黒松敏行さんの講演を受けました。「教師になりたい!」とこころざし、支えてくれた担任との出会い、母校の中学校に勤務して「荒れ」ている子どもたちの関わりを出発点に、結局子どもと真剣にかかわろうとしている人たちが組合員だったということでした。そして、畝傍北小学校での教師集団の取り組みから、自分なりの「なかま集団づくり」を追求していくことになります。そして、先輩の「黒ちゃんのクラスには感動があるなあ」に対するある保護者の「そんなもん、『屁のつっぱり』にもならへんでという指摘から、クラスから「学年の子どもたちをつなげる」という目標に変えていきます。劇「橋の川〜三月三日の風〜」は、学級⇒学年⇒保護者⇒地域への取り組みの広がりの中から生まれました。文化創造と自主活動をテーマとして劇や歌の創作に取り組み、集団づくりをすすめている取り組みは確かな継承と創造を感じさせられるお話と劇、歌に会場は感動につつまれました。
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