行け行け竹ちゃんマン7 2009年09月04日
 少女の願いはようやく叶った。6月26日、奈良地裁は「申立人の就学すべき中学校として下市町立下市中学校を仮に指定せよ」とする決定を下した。町教委が、7月17日に控訴を取り下げ、ようやく希望する中学校への入学が許可された。司法の力による決定である。遅すぎた、とまれ扉は開けられた。
 奈良地裁決定はこう断言する。「(町教委の理由は)抽象的な危険のおそれをいうにすぎず…」「生徒自身が何ができないかとの観点のみから判断するのではなく、どのような能力が残され、何ができるかとの観点から将来の可能性を信じ、生徒及び保護者の意向を踏まえて判断するのが、教育一般の、また、特別支援教育の理念に沿うものである」と、けだし明快だ。判例として残る意味も大きい。教育実践の当事者として真摯に受け止めたい。
 奈良教組は県教委に対して「子どもの願いを中心にすえて解決すること」を求めた。町教委と粘り強く折衝、協議を続けたものと評価できる。しかし、本件を教訓として、奈良県の特別支援教育の現状と実態について見つめ直さねばならない。「共に生き共に学ぶ」教育の推進、その実践や運動が拡がり、浸透しているとはいい難い。ノーマライゼーション、インクルーシブを踏まえた教育をすすめていきたい。梅谷尚司さんの富雄中への就学闘争がたたかわれて、ちょうど30年。とまれ、二学期がはじまった。
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